村上春樹氏が「ちょうどいい」という文章の中で、
「人というものは年齢相応に自然に生きればいいし、無理して若作りするような必要はまったくないと考えている。でも同時に、無理に自分をおじさんやおばさんにしてしまう必要もない」
と書いています。
(「おおきなかぶ、むずかしいアボカド」マガジンハウス)
実際に年齢を重ねてる分だけ、
今の状態を「これくらいでちょうどいい」と思っていれば良い、と。

わたしも普段は自分の年齢については考えないし、
考えないどころか年齢なんてものはだいたい忘れていて、
たまにアンケートとか会員証とかの記入の時に
「えーっと何歳だったっけ」と思い出すものだと思ってます。

とはいうものの、
明日誕生日を迎えるにあたって客観的に自分の年齢を考えると、
子供の頃になんとなく想像していた
「大人の人」
とあまりにかけ離れすぎです。

その頃思い描いていた「大人の人」のイメージは、
常にきちんとした服装と言動で
落ち着いていて少しの物事には動じない
タイトスカートでハイヒールを履きこなし
「ふふふ」と余裕の微笑みを浮かべている・・・
みたいな感じでしたが、

相変わらず落ち着きがなくておっちょこちょいだし、
ちょっと何かあるとすぐ動揺してあわてるし、
くよくよ後悔するし、かと思うと開き直るし、屁理屈ばかり言うし、
学生の頃と大してかわらないような服を着て、
いまだに記憶をなくすほどお酒を飲んだりしてます。

そろそろ大人になりたい。
なので誕生日を明日に控え、
まずは文章に句読点を付けることから始めてみました。
ちょっとは大人っぽくなったかしら?
ふふふ。